マライカ近況!
先週、分娩室(お産馬房)に入ったのですが、、、
一向に出る気配無く、元の厩舎に戻されちゃいました!
他の馬がお産前の兆候が出てきたので、その子とチェンジ。
☆お産前兆候その1
→おっぱいが張って、お乳がポタポタ、もしくはピューピュー出てきちゃう。
☆お産兆候その2
→お腹の形が変わる。横に張ってたお腹が下に下がるらしい。
一番最後に種付けしたはずのお母さん(クイーンビクトリア)なんだけどねぇ。
経産婦は出産兆候出るのが早い事があるから、それで早めに出てきたのかな?って。
マライカは予定日から4日過ぎたけども、まぁ初産は人間も遅れたりするしねぇ。
北海道の牧場の人から聞いた話によると、初産は3週間くらい遅れる事はあるみたい。
でも、あんまり長いと心配だよねぇ。
一番始めに産んだお母さんは2週間予定日よりも遅かった。
その子も初産。
毎晩毎晩、なんだかお産の夢を見ます。
一番始めは黒い女の子。
次は白とベージュのピントホースの男の子。
最後は栗毛。
ドキドキドキ、、、、あぁドキがムネムネする!!!
鍋掛の状況
鍋掛牧場には今、10頭の被災馬を受け入れしています。
特別に臆病な馬という動物。
震災で恐い思いをして、いろんな人の手を経てようやく鍋掛牧場に来たんだろうね。
飼い主のもとに帰れる日が早く来ますように。
「愛玩馬、乗用馬、競走馬どれも区別無く平等に救済する」
という想いのもと、馬を愛する色んな人たちが動いています。
被災馬を受け入れる牧場や乗馬クラブ、そこにも勿論負担がかかります。
餌のこと、世話を出来る限界頭数、様々な問題があります。
安易に受け入れをして、餌が足りない、ということがあったようです。
どの馬も受け入れて救済したいという気持ちはよくわかります。
受け入れ先に負担がかかって共倒れにならないように、冷静に。
こんなときにお金の話になりますが、競走馬はそれ以外の馬達とは比べ物にならないお金が動きます。
例えば預託料金にしても乗用馬の10倍ちかくと考えていいと思います。
競馬での賞金は皆さんなんとなく聞いた事はありますよね?
馬は経済動物とは言うけど、、、、
「愛玩馬、乗用馬、競走馬どれも区別無く平等に救済する」
沖崎さん(鍋掛牧場オーナー)から聞いたときは、本当に嬉しかった。
かっこいい!!!
那須だって、水や野菜の摂取NGが出てるし、余震も続いてる。
色んな混乱の中で、馬達のために、人のために頑張ってくれてる。
(あー、だからマライカさん、どうかお産は軽く皆に迷惑かけないでね、、、)
鍋掛牧場は被災地に一番近いということから、被災地近辺の餌の搬入施設になっています。
なので、被災地から搬入出に来る人たちがいる。
支援物資を持って、那須に行こうと思っています。
またお知らせします。
ちなみに、ガソリンは那須では調達できません。
もし行くかたは満タンで!
宇都宮までは高速でその後は下道を行く事になります。