2011年3月23日水曜日

分娩室から退出、、、あれ??

マライカ近況!




先週、分娩室(お産馬房)に入ったのですが、、、



一向に出る気配無く、元の厩舎に戻されちゃいました!
他の馬がお産前の兆候が出てきたので、その子とチェンジ。


☆お産前兆候その1
→おっぱいが張って、お乳がポタポタ、もしくはピューピュー出てきちゃう。

☆お産兆候その2
→お腹の形が変わる。横に張ってたお腹が下に下がるらしい。




一番最後に種付けしたはずのお母さん(クイーンビクトリア)なんだけどねぇ。

経産婦は出産兆候出るのが早い事があるから、それで早めに出てきたのかな?って。



マライカは予定日から4日過ぎたけども、まぁ初産は人間も遅れたりするしねぇ。

北海道の牧場の人から聞いた話によると、初産は3週間くらい遅れる事はあるみたい。
でも、あんまり長いと心配だよねぇ。

一番始めに産んだお母さんは2週間予定日よりも遅かった。
その子も初産。



毎晩毎晩、なんだかお産の夢を見ます。

一番始めは黒い女の子。
次は白とベージュのピントホースの男の子。
最後は栗毛。



ドキドキドキ、、、、あぁドキがムネムネする!!!






鍋掛の状況



鍋掛牧場には今、10頭の被災馬を受け入れしています。

特別に臆病な馬という動物。
震災で恐い思いをして、いろんな人の手を経てようやく鍋掛牧場に来たんだろうね。

飼い主のもとに帰れる日が早く来ますように。





「愛玩馬、乗用馬、競走馬どれも区別無く平等に救済する」


という想いのもと、馬を愛する色んな人たちが動いています。


被災馬を受け入れる牧場や乗馬クラブ、そこにも勿論負担がかかります。
餌のこと、世話を出来る限界頭数、様々な問題があります。


安易に受け入れをして、餌が足りない、ということがあったようです。
どの馬も受け入れて救済したいという気持ちはよくわかります。
受け入れ先に負担がかかって共倒れにならないように、冷静に。


こんなときにお金の話になりますが、競走馬はそれ以外の馬達とは比べ物にならないお金が動きます。

例えば預託料金にしても乗用馬の10倍ちかくと考えていいと思います。
競馬での賞金は皆さんなんとなく聞いた事はありますよね?
馬は経済動物とは言うけど、、、、


愛玩馬、乗用馬、競走馬どれも区別無く平等に救済する」


沖崎さん(鍋掛牧場オーナー)から聞いたときは、本当に嬉しかった。
かっこいい!!!


那須だって、水や野菜の摂取NGが出てるし、余震も続いてる。
色んな混乱の中で、馬達のために、人のために頑張ってくれてる。

(あー、だからマライカさん、どうかお産は軽く皆に迷惑かけないでね、、、)



鍋掛牧場は被災地に一番近いということから、被災地近辺の餌の搬入施設になっています。
なので、被災地から搬入出に来る人たちがいる。



支援物資を持って、那須に行こうと思っています。



またお知らせします。



ちなみに、ガソリンは那須では調達できません。
もし行くかたは満タンで!

宇都宮までは高速でその後は下道を行く事になります。