10月末に宮城県石巻市の仮設前山団地にて実施した「ポニーとのふれあいイベント」の模様について、私たちの協力者の一人であり、私たちのオフィシャルカメラマン(笑)の長谷川修さんが、所属する日本写真家協会(JPS)の会報に記事として投稿してくださいました。
掲載写真ともに掲載誌をスキャニングしてアップしましたが、ちょっと見づらいので、記事をテキストにして以下に掲載します。
<以下、JPSニュース 502号(2012年11月30日発行)より抜粋>
2012年10月27日(土)に、宮城県石巻市の仮設前山団地にて、ポニーとのふれあいイベントが行われた。
このイベントは、震災の影響や生活支援の必要な子どもの健全育成や養育支援を行っている「NPO法人みやぎ子ども養育支援の会」が企画し、馬と馬をとりまく環境がもたらしてくれる恵みを活かすプロジェクトを神奈川県三浦市を拠点に行っている「EFP」が実施した。また、仙台空港と太平洋の間の海岸にあって津波で全て流され壊滅し、全国の馬仲間たちからの支援で再開した乗馬クラブ「ベルステーブル」がポニーを提供した。
馬は体温がヒトよりも少し高いので触れると温もりが感じられ、ポニーとはいえ子どもが乗れば視線の高さは大人くらいとなり、加えて適度な緊張をもたらす揺れがあり、この「ホッとする非日常体験」が、子どもたちを笑顔にしてくれる。
仮設住宅に暮らす人たちは、さまざまな地域から来たことに加えて気持ちも塞ぎがちなこともあり、家から出ることが多くないのだそう。しかし、この日は、ポニーという珍客に、たくさんの大人たちも出てきて、ポニーに触れたりニンジンをあげたり、一緒に写真を撮ったりと大喜びしている姿が印象的だった。
ただ、ここで暮らす人たちとお話していて、「新たな暮らしの目途が立った人たちは離れて行き、お年寄りや就職できない人たちなど生活再建の道筋も描くことができない弱者が取り残されていく」という言葉に胸が締めつけられる思いだ。
震災から2年が経とうとする今、「暮らしを立て直せた人と立て直せない人との格差」という新たな課題が生まれつつあるのかもしれない。
果たして、ボクに何ができるのだろうか。
子どもたちのたくさんの笑顔を見ながら、あらためて考えさせられた。
(写真/記事:長谷川修)
このところ また地震が 感じられます。寒いだろうなぁ、心細いだろうなぁ と思いますが どこにいても たくましく 楽しく時間を過ごせるのが 子供の特権だと思います。
ちょうどハロウィーンの季節で 仮装グッズ大人気
警察官や 泥棒 パンプキンマン 天使 にお姫様、、、、
みんな元気かなぁ