次々とくるイベントの合間をぬってHOPECUPの報告をします。
HOPECUPプログラム |
出場選手の写真とプロフィールが掲載されているステキなプログラムです。
台湾より6名、オーストラリアより5名、シンガポールより1名、日本より2名、計14名の選手に加え、アテネパラリンピック馬場馬術競技、銀メダルリストのJanPikeさんがオーストラリアよりスペシャルゲストとしていらっしゃいました。
NOVICE TEST結果表
(C)台湾馬術治療中心 |
(C)台湾馬術治療中心 |
ノービステスト
グレード1a/1b/2クラス 4位 51.45%
グレード1a/1b/2クラス 4位 51.45%
(5人出場、内1名リード付の為表彰対象外)
フリースタイル
グレード1a/1bクラス 2位 55.00% (2人出場)
☆Mさんのコメント☆
台湾の競技会は楽しかった。
台湾の競技会は楽しかった。
いろいろな国から来た人たちに会い、たくさん友だちを作ることができた。
ふだん練習で乗っている馬と違う馬に乗って競技にでるのは難しかった。
でも、競技会で乗った馬 HOCKY はやさしかった。
本番中、緊張、興奮、不安で泣いてしまった時に HOCKY が「大丈夫だよ」と言ってくれたような気がして、だから最後まで演技を続けることができた。
Mさんは持ち前の人懐っこさで、初めて出会った海外の選手たちにも臆することなく話しかけていて、その社交性には大人たちもびっくり。初めての競技会、今までにはない経験をたくさんして涙もパワーに変えることができるようになったのでは・・・ 練習通りスムーズにはいかないなか、1人で最後までノービステストをやりぬいた頑張りは、主審にも褒めていただきました。
フリースタイル
グレード3/4クラス 3位! 56.25% (5人出場)
☆Rくんのコメント☆
HOPE CUP 楽しかった。
かっこよくやりきることができた。
FREESTYLE の駈歩の演技がうまくできた。
騎乗した馬のマイケルはやさしかった。午前中の演技が終わったあと、「すごいじゃないか!」といってくれた。 また競技会に参加したいです。次は右と左に馬を上手く動かせるように練習したい。
台湾にバズライトイアーという白い馬がいてその馬を気に入って、話しかけたら聞いてくれた。 「サンディという白い馬が日本の乗馬クラブグリーンフィールドに戻ってくるか?」って聞いた。「戻ってくるさ」といわれた。バズも日本につれて帰りたい。
サンディが日本に帰ってくるかは、秘密だ。
Rくんは馬たちと仲良くなるのが大得意。台湾の馬たちとも仲良くなったようです。
台湾のスタッフたちもRくんと馬との交流を温かい目で見守っていてくれました。
午前と午後の競技では集中して乗り切ることができました。 駈歩は主審にもほめていただき、今後の練習の励みになります。
Rくんは馬たちと仲良くなるのが大得意。台湾の馬たちとも仲良くなったようです。
台湾のスタッフたちもRくんと馬との交流を温かい目で見守っていてくれました。
午前と午後の競技では集中して乗り切ることができました。 駈歩は主審にもほめていただき、今後の練習の励みになります。
(C)台湾馬術治療中心 |
この反省会では今後練習していくうえでの課題が明確になり、選手、コーチ、家族にとってとても有意義だと感じました。
最後に、RくんとMさんのご家族から競技会に参加しての感想が寄せられていますので紹介します。
☆Rくんご両親より☆
ホープカップを終えて・・・
ホープカップを終えて・・・
国際試合がはじめての家にとっては、何もかもが驚きの連続でした。
台湾の馬場に着いてまず最初に驚いたのは、働く人と設備の素晴らしさ。日本にもそれなりの設備などを整えているところはあるようですが、障害者のためだけに、こんなに素晴らしい設備と人を目の当たりにして大変感動しました。それと外国のチームの一体感!我々日本チームの一体感もまんざらではなかったのですが、選手、コーチ、スタッフ、
親兄弟などの一体感は、迫力がありました。選手のレベルも、「これが国際試合か!」と実感させられるような、とても障害者とは思えないほどの高いレベルを持った選手ばかりでした。
馬場に着いた当日は、いろいろな馬に乗せてもらったのですが、なかなか日本の馬のようには扱えず、親は焦るばかり! しかしコーチの的確な馬選びもあって、夕方最後にマイケル(馬)に出会うことができました。
試合前日の練習では手綱が強いと馬が敏感に感応して縮んでしまうこと、手綱を幾分ゆるく持っても馬は十分に反応してくれることが分かったようで、十分に練習することができました。
試合当日、ノービステストの出番は一番最初だったので、
幾分緊張していましたが、今までの中で一番綺麗に乗ることができました。結果は8人中8位! でも十分満足のできる内容でした。
午後にはフリースタイルに出ましたが、こちらは伸び伸びと楽しく乗ることができました。
こちらは念願の銅メダル。本人は
その場ではあまり
嬉しさを表現できていませんでしたが、日本に帰ってから、塾の先生、学校の先生、おじいちゃん、みんなにメダルを自慢していました。
今回のホープカップを終えてRには自信が出てきたようで、また出場したいと何度も言っています。 また機会があれば是非参加してみたいです。
最後に、今回指導同行をいただいたNさん、今まで練習してくださったOさん、
現地でお世話になったウタさん、一緒に参加できた Mチャン、ママ、大勢のみなさん、本当にありがとうございました。
☆Mさんお母様より☆
Hope Cup 2012 in Taiwanに参加して
Hope Cup 2012 in Taiwanに参加して
13歳、中学2年生のMは、初めての
馬場馬術大会に、しかもいきなり国外の台湾での大会に参加しました。
大会を終え思うことは、「
思いきって参加して、ほんとうによかった!
」ということです。
「力強さ」「カッコ良さ」「明るさ」に満ち溢れた大会でした。
6月にインストラクターの OさんとNさん
からお誘いを受けた時
に
は「無理
…
.
」と涙を流したMも、夏休みからの本気モードの集中練習に今までにない楽しさを発見したようでした。どんな種目があるかも知らなかった我々でしたが、ノービステストと音楽に合わせた
フリースタイルの2種目に出場することになり、親子であたふたと楽しくも悪戦苦闘の、しかし充実した日々。
心強いインストラクターとT一家と台湾のセラピューテックセンターについてからは、素晴らしい人々、馬、環境、施設、運営
と
、
驚きと感激の連続でした。
各国
の選手
は力強く
レベル
も
高く、
乗馬とはこういうものだったのか!と衝撃を受けるほどでした。
練習の段階から萌子はかなり緊張し、気圧されてい
たようです
。
本番では馬とのコミュニケーションに苦労し、競技中に悔し涙を流してしまいましたが、それでも最後まであきらめずに競技をやりきることができたことに
、
たくさんの拍手と声援をいただき
、
大きな達成感を得たようです。
競技では練習のようにいかないこともありましたが、それも含めて素晴らしい体験をすることができました。
また、台湾、オーストラリア、シンガポールの選手や家族スタッフに出会えたことは、大きな喜びでした。
Mは体当たりの片言英語で、たくさんの外国のお友達をつくることができ、大喜び。
私も、
彼らの堂々としたスポーツ選手としての振る舞いに、それを支える人々の生き生きとした姿に、その仲間なのだと思うと誇らしいような気持ちになり、子供
が乗馬を続けてきたことを本当によかったと思えました。
アテネオリンピックのメダリストのMs. Jan Pikeさんにお会いでき、
わが子もこんな素敵な女性に成長してくれたらと思うような、
魅力的なお人柄に触れることができたことも素晴らしい出来事でした。
今回の大会に参加し、
乗馬には
様々な障害があっても本気の勝負のできるスポーツとしての素晴らしさがあることを実感し、馬とともに人として成長していくことができることの素晴らしさを気づかせてもらいました。
今回の大会参加にむけ、たくさんの方々にご協力と声援をいただきました。すべての方々に心から感謝申し上げます。
競技に向かうまで、たくさんの練習と作戦会議を重ねてきたことも含め私たちのかけがえのない経験となりました。
この機会を与え、たくさんの準備と配慮を重ね、私たちを温かく迎えてくださった台湾セラピューティックライディングセンターのUTAさんはじめ、スタッフの方々、本当にありがとうございました。
また活動をサポートをして下さっているmudef様はじめ、関わっていただいた方々、馬たちにも感謝いたします。
これからも希望、勇気、頑張る気持ちを持ってパワフルに!