8月初めに山口で行われたホースキャンプに参加したこどもたちやスタッフから、感想が届きました。
その一部を紹介します。
☆小4男児
『…(略)…馬を触ったらふわふわだった。8月5日 5:15に目が覚めて、景色を見に行った後、クッキーと一緒にご飯を食べた。
クッキーに無口を付けて引き馬をした。楽しかった。馬に乗って山に行った。
高かったけど、景色が良かった。楽しかった。その後、テントの片づけをした。
頑張った。』
☆小6女児
『テントをはるのが大変でした。でも頑張りました。汗をかきながらやりました。またホースキャンプに行きたいです。頑張りたいと思います。夜はクッキーと寝ました。
引き馬もしました。無口を付ける所が難しかったです。
…(略)…
クッキーと一緒に妙見山公園で寝ました。月や星を見ました。きれいでした。
今度は違うところでやってみたいです。ホスターとも行きたいです。』
☆小6女児
『…(略)… 妙見山公園に行きました。行く途中の景色はとてもきれいでした。
その次に馬と一緒に遊んだり、馬にぶら下がったり、触ったりしました。
毛が軟らかかったし、気持ち良かったです。
…(略)…
…(略)…
ご飯を食べ終わったら、馬とみんなで元の場所に戻って、今度は引き馬をしました。
なかなか無口が付けられなくて困っていたけど、最終的には付けられたので良かった
です。引き馬はいつもと違って大変でした。途中で草を食べたりして、なかなか進んで
くれなかったりしたけど、ちゃんと馬をリードできたので良かったし、最後までできた
ので良かったです。
最後は馬に乗って、急な坂を登りました。ちょっとだけ怖かったです。でも景色が良か
ったのでびっくりしました。でも楽しかったのでよかったです。またやりたいです。
初めてのキャンプはとっても楽しかったです。また来年もできたらやりたいです。』
☆中2男児
『今回、ホースキャンプに参加して、とても楽しかったです。…(略)…
僕が特に印象に残っていることは、就寝時にクッキーのすぐ側で寝たことです。
一日中、クッキーと触れ合うことができ、本当に嬉しかったです。
クッキーとは、キャンプ地で触れ合ったり、引き馬をしたりして過ごしました。
クッキーの様子を一日を通して見たのも初めてですが、穏やかな表情が特に印象深く
僕の心もやすらぎました。クッキーは馬ではありますが、僕にとっては友達と言っても
過言ではありません。
…(略)…
今年も本当に充実したキャンプができ、僕の夏の思い出の1ページとなりました。
キャンプに携わってくださった方々に、感謝の気持ちを表します。
有難うございました。』
◇引率職員(心理士)
『今回のキャンプは、毎月参加している乗馬会の時とはまた違った馬や人とのふれあいを体験できるよい機会であった。
児童の様子で印象的だったのが、ずっと馬のそばで、撫でる、抱く、寄り添うなどして
離れなかった場面である。とてもうれしそうで、馬とのふれあいにより心が安らいで
いる様に見受けられた。
…(略)…
馬の気持ちを考えて、嫌がることや無理やりなことはしないという接し方で、なおかつ
自分の意思も伝えていく非言語的コミュニケーションは、思いやりや気持ちが通じる
喜びを伴う貴重な体験であったと思われる。
最後には児童一人ずつ交代で馬に乗り、展望台まで上った。妙見山で馬の上からきれい
な景色を見下ろし、みんな清々しい表情であった。
キャンプが終わる頃にはとても名残惜しい様子で、すでに児童は来年のキャンプを
楽しみにしていた。今回の発見や反省点を、今後の活動にいかしていきたい。』
今年度は最初から最後まで、ずっと馬と一緒という初めての取り組みであったが、普段
見ることのできない夜の馬の様子を知る事ができ、子ども達だけでなく、私たちスタッフ
にとっても非常に勉強になった。
…(略)…
馬とのコミュニケーションは、非言語的であり、普段から人とのコミュニケーションが
うまくとれない子ども達にとっては、難しいメニューであったと思うが、自分なりにえ、
行動し、4人がきちんとメニューをやり遂げることが出来た。普段なら、とっくに諦めて
投げだしているかもしれないが、「ホースキャンプだからこそ頑張れた。」ということも
あるだろう。しかし、最後までやり遂げる力を持っていることを証明できたと私は思う。
私達大人の役目は、子ども達の持っている力を、彼ら自身が肯定的に捉える事が出来る
よう、日々の関わりの中で伝えて行くことであると強く感じた。… 』
うまくとれない子ども達にとっては、難しいメニューであったと思うが、自分なりにえ、
行動し、4人がきちんとメニューをやり遂げることが出来た。普段なら、とっくに諦めて
投げだしているかもしれないが、「ホースキャンプだからこそ頑張れた。」ということも
あるだろう。しかし、最後までやり遂げる力を持っていることを証明できたと私は思う。
私達大人の役目は、子ども達の持っている力を、彼ら自身が肯定的に捉える事が出来る
よう、日々の関わりの中で伝えて行くことであると強く感じた。… 』
参加したこどもたちは、難しかったけどがんばれたことをきちっと表現でき、それが満足感、達成感につながっていることを確認することができました。
こどもたちや職員の方の感想を読み、「馬が引き出してくれるこどもたちの可能性」を改めて実感しました。
遊びや宿題で大忙しの夏休みに感想を書いて下さった皆さん、どうもありがとうございました。
この事業はmudefの支援を受けて行われました。 |