でも 本当は 3K
危険
汚い
きつい
このことは 「なぜ馬が良いのか?」
の理由の一つでもあります
近頃の子供(大人も)は 脆弱だ といわれますが そのチャンスも少ない
水を汲みにいかなくても 蛇口をひねれば 冷たい水も出るし なんでも手に入る
でも 馬の仕事はそうも行かない。
水を与えるには バケツに 水を汲み エッチラオッチラ 馬の水飼桶を満たしてあげる。
今日のように暑い日は 新しい水が入ると 馬はゴクゴクと おいしそうに呑んでくれる。
「アー なくなっちゃった、、、、また汲んできてあげるからね」
そんな作業を重ねるうちに 子供たちは バケツの扱い方 どうやって 濡れないで水を運ぶか?
正中線を覚え 握力 すべての筋力がついてきます。
初めは バケツ1/3の水でも重たかった子供が 1/2 満タンに 水を運べるようになります。
片手しか使えなかった子供が 上手に両手を使えるようになります。
そんな 労働機会の提供が 馬の良さであります
木材屋さんから 新しいオガが 届きました。
エッチラ オッチラ 大きなガラ袋を 馬房の前まで 運んで 来たけど
「僕は 無理、、、、ウンコは苦手」
おうまのお布団きれいなのに取り替えましょう
フカフカのお布団は気持ちいいよねぇ
勇気を振り絞って
自分に 納得させて
一歩 厩に入りました。
小学校一年生には 大きな重い袋、
「引きずって運ばないで」という鬼のような言葉もよく守り
運んだだけでも 本当はえらかったのに
「苦手な汚いもの」の中に入って目一杯入ったオガを振り出しました。
最後に 足で均して(靴の中が汚れるのは本当は嫌だよね)
僕は 大好きな馬のためなら 何でも出来るんだ
そうだよね、有難う、本当に嬉しい言葉
新しいオガが一杯の馬房に戻ったボリーは ゴロンゴロン気持ちよさそうに 寝返りを何回もしていました。
大人がほめるよりも 馬が喜んだ姿を見せてくれるのが 一番の ご褒美だねぇ
これでまた 僕のプライド ワンステージアップ